今さら聞けない!「現物買」「信用売」とは?

株式投資

株式トレードを行う上で「現物」と「信用」という2つの言葉をよく見かけます。「なんとなく・・・」でトレードせず、しっかりと違いを理解した上で取り組んでいきましょう。

「現物買」とは?「現物売」とは?

そもそも「現物」というのは、実際に受け渡しが可能である株式などの有価証券そのものを指します。「現物買」、「現物売」は預託金(証券会社に預けた現金)での売買を行う取引です。つまり、預託金によって売買できる範囲であれば、どの銘柄でも買ったり売ったりする事が可能です。

「現物買」では、持っている預託金以上の株を買えません。しかし逆に言えば、それ以上損失がでることもありません。最悪の最悪の場合になりますが、例えば10万円で買った株が紙切れ状態になってしまっても損失は株を買った10万円までです。それ以上の損害はありません。

そして「現物買」で購入した株は、もちろん自分のお金で買っているので権利は購入者のものになります。このあたりは「信用買」との違いにもつながってきますので、頭に入れておいてください。

また、「現物売」は自分が持っている株を売ることです。「現物買」と「現物売」はセットで覚えておきましょう。

何も持っていない状態で「現物売」注文って出せるの?

なお、株を持っていないのに「現物売」は出来ません。現物売買をする時は、必ず「現物買」から入らないといけないのです。

しかし、ときどき「空売り」というワードを目にする機会があると思います。これは「実際に持っていない株を売る」という方法です。

「え!持ってないのになんで売れるの?」と思われるかもしれませんが、この方法では、証券会社から「一時的に借りた株」を売ることで成り立つようになっています。まずは売り、その後に買い戻して、その差額で利益を出すような狙いになります。さて、「空売り」は「現物売」ではなく「信用売」という種類で取り組む事になります。自分が所有する株を使っていないからです。何も持っていない状態での「現物売」はできません。

「信用買」とは?「信用売」とは?

「信用買」「信用売」とは、現物がなくても取引ができる株売買方法です。

自分では買えないような高額の株についても、預託金を担保とする事で売買を行う事が可能です。しかし、その株の権利は自分のものにはならず、また、手数料などのデメリットもあります。また、現物買いでは買った以上の価格の損失はありませんでしたが、信用買いでは自分が証券会社に預けている以上の株の売買も可能なため、相場が大きく動いた時には大きな利益が出る可能性がある一方で、大きな損失が出る可能性もあります。

なお、先ほどの現物売買と異なり、「信用売」は売りから入ることができます。普通の取引では、買った株を売ることで利益を上げますが、「信用売」を使う事で、売った後でその銘柄を買い戻すという不思議な取引が行えるようになります。