1年の中で「株が上がる時期」「株が下がる時期」はあるのか?

株式投資

1年の中で「株が上がる時期」「株が下がる時期」はあるのでしょうか?この疑問を検証してみました。あくまで過去の実績となりますが、年間を通して株の動きを見てみると、「株が上がりやすい時期」と「株が下がりやすい時期」が存在しているようです。

株の上がりやすい月・下がりやすい月をおさえておこう

早速とはなりますが、「どの時期に株が上がりやすかったのか・下がりやすかったのか」検証結果を公開します。

①1月~5月頃:まあまあ上がりやすい

年明けから緩やかに上昇傾向があります。

②5月:かなり上がりやすい

新年度入り直後ということで、新たな期待を背負っている感じがあります。年明けから上昇してきて5月にピークを迎えることが多いです。

③6月~8月:まあまあ下がりやすい

6月はアメリカの多くの企業で中間決算となります。 
8月はお盆などで取引をする人が若干減るため停滞気味です。

④9月:かなり下がりやすい

日本の多くの企業で中間決算となります。秋枯れ相場という言葉もあります。

⑤9月~11月:まあまあ上がりやすい

緩やかに上昇傾向です。

⑥12月:まあまあ下がりやすい

アメリカで決算となります。
世界的に12月が年度末である国が多く、税金対策で処分売りに走る人がけっこういるようです。

決算が株価に与える影響

日本では全体的に3月末を決算としているの企業が多く、アメリカでは全体的に12月末の企業が多いです。決算書の発表を受けて売買需要が出るため株価は変動しやすいと言われています。

そして、会社の期の中間には「中間決算」がありますが、そこでは下がる傾向にあります。何故なら「思ったより業績が悪いな」と思った人が損をする前に株を売ってしまう流れが出やすいためです。逆に業績がよい場合は、そのままキープをすることが多いので、若干ではありますが9月決算を受けて相場は下がりやすい傾向になります。もちろん、新規で業績がよさそうな株を購入する人もいますが、持っている株を売る人の影響度が大きく全体としては下がる傾向にあるのだと考えられます。秋枯れ相場という言葉も、ここから来ているのかもしれません。

※これらの見解は過去のデータに基づいて個人が考察した物であり、会社としての見解を代弁する物ではありません。

上がりやすい月・下がりやすい月に関する相場格言

【その1】「節分天井、彼岸底」

日本で昔から言われている格言です。2月3日の節分が上昇のピーク(天井)で、3月21日の彼岸が下落のピーク(底)である、という言葉です。1月~5月は上昇傾向にありますが、その中でもこういった変化があるのかもしれません。

【その2】「Sell in May and go away. But remember come back in September」

5月に株を売ってどこかへ行け。しかし9月に戻ってくるのを忘れるなという言葉。米株式市場で言われていた言葉です。やはり5月がピークで、9月が底だということを言っています。

これらの格言ひとつとっても、1年の値動きデータと合致するところがあります。根拠があるわけでもないのですが、昔からの言い伝えも意外と無視できないのかもしれません。

具体的なチャート事例

実際にはどうなのか確認します。まずこちらは「AOKIホールディングス」です。

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「節分天井、彼岸底」の傾向は赤丸のところを注目してみてください。顕著ではないものの、ある程度2月は周りより株価が高く、彼岸ごろに下がっているような傾向がありますね。「Sell in May and go away. But remember come back in September」はオレンジの丸に注目してください。9月はわかりづらいので丸をしていませんが、5月はわかりやすく株価の上昇が見られます。こちらはどうもことわざの通りのようです。

また次は「すかいらーくHD」です。

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こちらも「節分天井、彼岸底」の傾向はなんとも言えませんが、5月の株価上昇はやはり見られます。このように、実際は株価がいろいろな要因で決まるため、一概に上がる・下がるとは言えませんが「5月」は注目したいポイントです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?長期スパン的に上がりやすい時期、下がりやすい時期を検証してみました。

株は投資家の需給と売買によって相場価格が決まります。その背景にある時期を考慮にいれながら株価を見ると、また違った見え方ができるようになるかもしれません。是非参考にしてみてください。