株取引。お盆休みは相場を休み、年末年始は「ご祝儀相場」

株式投資

証券取引所は、毎日24時間空いているわけではありません。土日が空いていないのはご存知かもしれませんが、それ以外にも休業日があります。証券会社がお休みなのは、国民の休日や年末年始等です。さらに、祝日が日曜日の場合は振替休日もあります。以下、祝日休みの一覧となります。

(2019年日程)
01/01元日
01/02正月
01/03正月
01/14成人の日
02/11建国記念の日
03/21春分の日
04/29昭和の日
05/03憲法記念日
05/04みどりの日
05/05こどもの日
07/15海の日
08/11山の日
09/16敬老の日
09/23秋分の日
10/14体育の日
11/03文化の日
11/23勤労感謝の日
12/31年末

お盆休みはありませんが、これらの祝日に加えて土日や振替休日も休みになるため、1年間を通して取引できる日は限られてきます。さらに、取引ができる時間帯も決まっています。

前場:平日(月~金)は9時~11時半
後場:平日(月~金)は12時半~15時
(その他日本の証券取引所は15時半までと30分長くなっています)

1日を前場、後場というふうにわけて、2つの時間帯で取引が行われています。
このように、証券取引所でのリアルタイム取引は日中のみできるようになっています。

お盆休み・年末年始の売買で気をつけておくこと

先ほどの一覧で「お盆は証券会社が休みじゃない」と思って意気揚々とトレードしようとする方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合は特に気をつけてください。お盆の時期は売買金額が減少する傾向があるため、突発的な値動きが発生しやすいためです。お盆の時期は、個人投資家がトレードをお休みしたり企業もお盆休みに入っている事で市場参加者が少ない傾向があるからです。

市場参加人数が少なくなると、必然的に少人数での取引となって板が薄くなり、いつもより株価が大きく振れる原因になるのです。よほどの自信が無い限りは、お盆に積極的に売買しないほう良いでしょう。

お盆休みの薄商いの影響を確認

さて実際に「お盆休み薄商い」について確認してみます。日経平均株価についてこの4年間のお盆期間を並べます。

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まずは2018年。これはみてもおわかりの通り、7月の半ば~8月のお盆前まではあまり変化がなかったのに対し、お盆付近では株価が一度暴落していることがわかります。多少持ち直してはいますが、株価が激しく動いたことが確認できます。

次に2017年。こちらは恐ろしいほどわかりやすく暴落がみれらます。ただし、大暴落したのはお盆前。数日持ち直しますが、再びお盆で下落しているのがわかりますね。

2016年と2015年は、それほどわかりやすい急変動はありませんが、お盆の時期は相場参加者が少なくなって株価が急変動しやすい背景があるのは事実です。お盆の時期はもちろん、その付近においても株トレードは控えたほうが良さそうです。予想もしない急変動が発生してしまえば、それは「投資」ではなく「ギャンブル」になってしまいます。

12月末に買い→年始に売りのアノマリーを検証してみた

これに対し、年末年始は売買チャンスである!といわれています。一般的には「12月末に買って年始に売る」という流れです。

これは、12月に入ると例年持っている株の整理をする人が増えるからだそうです。その背景には、個人投資家が年末に持っている株を手放すために売りが多くなりやすいのが主因となります。しかし、年が明けてしばらくすれば、また相場に投資家が戻ってきて買いを入れます。

つまり、この流れに乗り、

・年末に売りが多くなって下がった所を買い、
・年始に個人投資家たちが買い戻したり新たな銘柄を買い、
・その流れで相場が上がってきた所を売る

・・・という流れです。年末年始ではこういった相場の流れがかなり確認され、「ご祝儀相場」とも言われているくらいの現象です。

さいごに

お盆はお仕事がお休みで目の前で動いている株チャートを目の前でみる事が出来ます。そうなるとついついトレードをしたくなってしまいますが、大口投資家が相場から離れているお盆の時期は薄商いになりやすく、突発的な値動きが出てしまって危険です。お盆休み期間は、銘柄の抽出やトレード戦略を考えるに留まらせておくのが懸命です。

逆に、年末年始の時期は「ご祝儀相場」という言葉があるような相場の流れが出来やすい傾向にあります。もちろん、必ずご祝儀相場が出るわけではありませんが、そういう目で相場を見てみるのも一つの取り組み方と言えます。