アナリストによる株の銘柄予想だけでは利益は得られない!

株式投資

証券アナリストとは、金融に関する知識と技術を持ち、各企業の分析、投資価値評価を行い、投資のアドバイスや管理サービスを提供する人を指します。ここで注意しなければいけないのは、「トレードで稼ぎまくっている投資家」というわけではなく、第3者として冷静に情報を分析してくれる人=アナリストという事です。しかし、アナリストは客観的に銘柄分析をしてくれるので、投資家の運用判断に活用されています。また、株式公開前には機関投資家に対し、アナリストが記載した資料が配付されることもあります。

しかし当然の事ですが、アナリストだからといって100%銘柄の上昇・下降予想ができるわけではありません。世の中に未来を予測できる事象はありません。相場の未来が予測できない事は、数学的に完全証明されています。

アナリストの分析も同様に、分析力自体は一般人と比べれば高いですが、それは「より詳しく分析をしている」というだけですので、盲目的にアナリストの言う事を鵜呑みにしてはいけません。ここを勘違いしアナリストの言う事を過信した人が「アナリスト予想が外れた!」などと憤慨してネットに書き込みをしているような状況もたまに見かけます。儲れば「アナリストの予想通りに買ったから当たり前の」と感じ、損をすれば、「アナリストの言うとおりに買ったのに、全然当たらないじゃ無いか!」と自分の外に原因を作ってしまうのです。

アナリストレポート情報は古い!?

また、アナリストレポートは情報が古くなりがちという懸念もあります。

雑誌などに掲載されているような記事を書いているアナリストはもちろん、経済・株のスペシャリストですから、しっかりと分析を行ってレポートを出しています。

しかし、雑誌を発行するまでにレイアウトの設定や校閲、印刷・・・それなりの日数がかかります。もちろん企業側もスピード感を持って努力をしていますが、アナリストが情報を受けて分析してから雑誌として情報が出てくるまでにどうしても「タイムラグ」があります。つまり、私たちの手元に雑誌がくる頃には情報が古くなってしまっており、すでに株価にその情報が織り込まれている事が多いのです。

株価、経済の状況は毎日変動します。ネットの情報についても出た瞬間には「過去の情報」になりますので、アナリストレポートを含む情報は参考程度にしておくのが無難と言えるでしょう。情報を仕入れるためにアナリストレポートを活用するのは悪くないですが、それだけに頼らず現在の株価の状況も合わせて参考にする必要です。

さいごに

アナリストレポートに限らず世の中には株式投資に役立ちそうな情報が大量にあります。時には「株価予想」みたいなものもありますが、そういうものは当たった時より外れた時のほうが強く印象に残ってしまいがちです。

また、それ以前の問題として、たとえアナリストが見通しを立てたとしても「相場の未来は絶対に予測する事は出来ません。自然界のあらゆる事象の未来が予測できない事は、数学的に完全証明されているのです。それなのに、「アナリスト予想は全然当たらない!」「アナリスト予想は信頼してはいけない」といった多くの意見が飛び交うのには、我々はそもそもとして疑問を呈したくなる時もあります。

アナリスト予想で勝ててしまえば、誰でも億万長者になってしいます。たとえ情報量や分析力に優れた人が出した情報でも、実際に配信されるのはかなり時間が経った後ということ、しかも当たるかどうかも100%の保証がないということを理解しておかなければいけません。参考程度にする分には良いでしょうが、最後には自分の力を高めて、自分で判断をしてトレードを行うようにしましょう。