株式投資のスクリーニングツールとは?メリット・デメリットを徹底解説

株式投資

株式投資で銘柄を選ぶには、色々な方法があります。代表的なものとして、スクリーニングツールが挙げられます。スクリーニングツールは数字を利用した銘柄選びなので、初心者からベテランまで利用できるツールと言われています。今回は、そんなスクリーニングツールの概要やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

スクリーニングツールとは?

そもそもスクリーニングは「ふるいわけ」という意味があります。これを株式投資に置き換えると、「数ある銘柄を色々な要素で絞り込む」ことを意味しています。そして、スクリーニングツールとは、証券会社各社が提供しているスクリーニングするためのツールであり、各社ともスクリーニングする要素や使い勝手が大きく異なってくるのです。

スクリーニングツールは投資家が銘柄を選ぶときによく使うツールなので、人によってはスクリーニングツールの使い勝手で、利用する証券会社を変えます。つまり、スクリーニングツールは、それだけ投資家の間ではメジャー、かつ重要なツールということです。

スクリーニングツールで使用するデータを知ろう

さて、前項のようにスクリーニングツールで絞り込む要素は証券会社によって異なる点もありますが、以下の要素は多くの証券会社がデータ化しています。それだけ銘柄選びで重要な要素ということです。

PERとは?

PERとは、「株価収益率」のことであり、計算式は「株価÷1株あたりの利益」という計算です。1株あたりの利益は、その企業の純利益をその企業が発行している株式数で割ることによって計算される数値です。

PERとは「1株当たりどのくらい儲けたのか?」という指標であり、PERが高いほど「企業が稼ぐ利益」に対して株価は割安と判断されます。ただし、業界によってPER倍率の平均や目安は異なるので、1つの銘柄だけでなく、業界の平均や他社などもきちんとチェックするのが重要と言われています。これは、ほかの要素にも言えます。

PBRとは?

PBRとは、「株価純資産倍率」のことで、計算式は「株価÷1株当たりの株主資本」のことです。株主資本とは、株式発行で集めた金額や利益余剰金などの資本のことで、それを発行済み株式で割ったのが「1株あたりの株主資本」となります。

PBRが低いということは、株主資本が高い、もしくは、株主資本に対して株価が安いということです。PBRが1以下のときは、理論上その企業が解散した場合に株主は儲かることになります。なぜなら、株主は企業の株主資本を受け取ることができるからです。

ROEとは?

ROEは、「株主資本利益率」のことであり、計算式は「1株当たりの利益÷1株当たりの株主資本」となります。つまり、先ほど解説した株主資本を利用して、効率よく稼げているか? の指標です。こちらは、数値が高い方が、より株主資本を利用して効率よく稼げているということになります。

スクリーニングツールのメリット・デメリット

さて、前項のような要素のほかに色々な指標が見られるスクリーニングツールですが、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • 無料で利用できる
  • 銘柄発掘ができる
  • いつでも利用できる

どの証券会社もスクリーニングツールは基本的に無料で提供しています。高いツールを購入しなくても、内容が充実しているので、初心者にも優しいと言えるでしょう。また、当然ながらスクリーニングによって銘柄選びができます。

特に、初心者の人は銘柄選びの基準が分からないと思うので、前項の指標などを参考に「PER○○以下でPBR○○以下」のように条件を指定して銘柄発掘ができます。さらに、いつでもどこでも利用できる点もメリットと言えるでしょう。

デメリット

一方、デメリットはツールに頼りすぎてしまう点です。スクリーニングツールは、あくまで機械的に株の価値を算出するツールであり、数値(もしくはグラフなど)に過ぎません。自分の目当ての銘柄がスクリーニングツールにあったからといって、その銘柄の株価が上がるとは限らないので、スクリーニングツールを信じすぎるのは避けましょう。あくまで参考値として捉え、色々試行錯誤して自分の知見を養っていくことが重要です。

まとめ

このように、スクリーニングは株式投資において重要な工程です。まずは、スクリーニングツールで利用されている指標を理解しましょう。しかし、このような旧態依然とした手法は機能しない事も往々に発生するので、実際に投資をしていく中で修正を加えていくのが望ましいです。