デイトレにおすすめな銘柄の選び方

株式投資

デイトレードをする時、どのような基準で銘柄を選んでいるでしょうか?デイトレは一日で売買を終わらせて利益を追求するスタイルです。そのため、よく言われる銘柄選びの基準として、一日の値幅と出来高の大きさがあげられます。しかし値幅を追い求めて、テーマ株のように短期急騰銘柄を選んだ場合、短いと1日から数日、長くても数週間で値動きが小さくなり、出来高が減ってしまいます。そのため、また新しいデイトレ銘柄を選ぶことからやり直しになります。

このやり方だと、銘柄選びのうまさがデイトレの成績を大きく左右してしまいます。値動きのいい銘柄をうまくトレードするだけでなく、テーマにタイミングよく乗れる銘柄を探すという、難問が加わってきます。これでは安定した収益を上げられるようになるまで、非常に苦労することになるでしょう。そこで今回は、値動きと出来高の判断基準を工夫することで、銘柄選びの苦労を大きく減らし、安定した収益を期待できる方法をご紹介します。

デイトレに必要な値幅は自分で決められる

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まず、デイトレに必要な値幅はどれくらいだと思いますか?SBI証券や楽天証券などのネット証券、またはヤフーファイナンスなどで見られるデイトレおすすめ銘柄の基準をご存知でしょうか?その基準は「一日の値動きで3%以上の変化を何回したか」というものになります。つまり、値動きが3%あればデイトレができるという考えで選ばれているのです。

この基準なら1日に3往復すると、ロングとショートで6回も3%の利益を取れるチャンスがあることになります。単純計算で18%の利益を見込めます。実際はそんなにうまくいきませんが、半分取れるだけで9%となります。

これに対して株価が急騰する銘柄をデイトレで狙う人もいます。人気の出たテーマ株などに多いのですが、主に一日の株価上昇率が10%以上になる銘柄を狙います。この場合、一発勝負になることが多いのですが、利益を得るチャンスとも言えます。

ここまで、対照的なデイトレ候補銘柄の特徴をご紹介しましたが、どちらを選ぶべきでしょうか?本記事では、値幅は小さくとも、銘柄の当たり外れが少ない方法をおすすめします。なぜなら、値幅よりも出来高に注目したほうが、デイトレの成績が安定するからです。


デイトレに向いている出来高とは?

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デイトレで安定した利益が上げられる出来高の条件とはどういったものでしょうか?それは、先ほど挙げた値動きの大きな銘柄の欠点を考えると見えてきます。一日で10%以上動く銘柄は、多くの場合次のような欠点があります。

・値幅を大きく取れる期間が短い
・出来高が小さく、思うような株価で取引できないことが多い

まず、値幅を大きく取れる期間が短いという点ですが、ヤフーファイナンスなどで見られる株価急騰ランキングを毎日確認すると、よくわかります。株価上昇率が10%どころか、5%を超える銘柄ですら、せいぜい数十銘柄です。さらに、その銘柄をチャートで確認してみると、5%以上の値幅で株価が動いている期間は、長くて数週間です。つまり、同じ銘柄をずっと追いかけていても、大きな値幅でデイトレ出来る期間は1年で1か月もないのです。

このため、値動きが小さくなったらほかの銘柄を探す必要が出てきます。毎回、自分のトレードスタイルに合った値動きをしてくれる銘柄を見つけられればいいですが、実際はこの銘柄探しが大きな負担となって、継続してデイトレで成績を収めることが難しくなります。

次に、出来高が小さいと思うような株価で取引ができない、という問題です。画像を見てもらうとわかりますが、板に注文が十分入っていないため、成り行き注文で買いを入れると1,027円で買うつもりが、1,032円に株価が飛んでしまいます。購入単価が上がるので、思うような値幅も取れなくなります。さらに怖いのは、売る時です。株を売りたいときに買い板がないと、大きく株価が下げたところで約定してしまいます。デイトレでは狙った利益幅で約定できないと、わずかな利益が簡単に損失に代わってしまうので、大きな問題です。

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以上の2点の問題をクリアして安定した利益を期待できる銘柄の条件とは、どんなものでしょうか?

それは東証一部の貸借銘柄で、時価総額2000億円から5000億円程度の銘柄になります。株価の単価は投資資金によりますが、1,000円から5,000円が良いでしょう。これらの条件を満たす銘柄は一日の値幅が1.5~3.0%程度と小さいものの、板が十分厚いので、一回で大きなロットの注文を出せます。そして何より値が飛ばないので安定したトレードができます。

値幅に関しては地合いと、マーケットが注目しているテーマに乗れているかどうかで、多少変わってきます。地合いに合わせられるように、東証の33業種中、20業種程度から1銘柄ずつリストアップしておきましょう。あとは、その日の値動きが良い物や、自分が取引しやすいチャート形状のものを選んでトレードするだけです。この方法なら、20銘柄から選べばすむようになるので、銘柄選びの負担が、ほぼなくなります。そして板が十分に厚いので、銘柄選びを多少失敗しても、すぐにポジションを開放できます。このため、損失を最小限に抑えられるようになるでしょう。

まとめ

デイトレにおすすめな銘柄の選びかたをご紹介しました。一日で取引を終了するデイトレでは、話題のテーマ株や値動きの激しい銘柄を選ぶ傾向が強いかもしれません。しかし、安定した成績を収めるためには、出来高に注目した値動きの地味な銘柄のほうが、利益を上げやすくなります。そして銘柄選びの苦労から解放されるので、トレードに集中しやすくなります。一定期間試してみて、自分のモノにしてください。