株は上がるまで売らない方がいいのか?

株式投資

株式は常に値が動きます。上がると思って買った株がどんどん値下がりしていった時、大きく損をする前に売った方がいいのでは、また買ってから値がうなぎ上りで上がっていっているから売って利確したい、でももっと上がるかもしれないし・・・と迷うことも多いと思います。

本記事では株は上がるまで売らない方がいいのか、いつ売ったらいいのかについて書いていきます。

何を期待して株を買うか

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私たちは株を買う時に、何を期待して買っているのでしょうか。その会社を応援するため、将来性に期待してという理由もあるでしょうし、株を買うことで得られるリターンを期待することももちろんあるでしょう。「リターン」とは、具体的にいえば配当金です。

その会社の業績が上がれば、配当金も増えることもあります。さらに日本株でいえば、株主優待も大きなリターン要因といえます。株主優待は配当金と違い税金も引かれませんので、内容によってはとてもお得といえます。
資産運用として株を購入した場合、売買差益もさることながら、配当金、株主優待といったリターンを期待して購入することがほとんどといえるでしょう。

株と添い遂げるつもりで

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例えば昨日、株を買って少し上がったので売る、というトレードの方法もありますが、これは投資というより投機というスタイルに近いかもしれません。株式投資で最も大切なことは、とにかく売らないこと、長く持ち続けることとも言われています。

投資家として有名なウォーレン・バフェットは、投資について次のように言っています。

「カトリック教徒の結婚のように投資をしなさい。一生添い遂げるつもりで」

つまり、一度購入したらずっと持ち続けなさい、ということです。そしてそのスタイルで彼は巨万の富を得ているわけです。

損切りは必要ない?

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大投資家がこのように言っていますが、どこまでも下がり続ける株を損切りせずに持ち続けてよいのでしょうか。
下がり続ける理由として、業績悪化、不祥事などさまざまな理由が考えられますが、倒産に向かうような下落がある可能性も捨てきれません。そうした場合は、損切りをすることも検討するとよいでしょう。損切りすることにより、含み損の拡大を止めることができます。ただし、損切りした後に株価が戻ることも当然あり得ます。

どのタイミングで損切りを行うか、事前に自分でルールを作っておくのも良い方法です。たとえば、購入価格の10%以上下落したら、20%以上下落したら、などです。どの程度にするかは、ご自身の許容範囲で決めるしかありませんが、そのように株式投資のマイルールを作っておくことも資産運用において大切なことです。

マイルールを作ったものの、その場になって実際に実行できるか不安な方は、購入と同時に逆指値を入れておく方法もあります。購入した時に価格が決まるわけですから、その価格の10%、20%などご自分で決めた損切りラインになった時点で、自動的に売るように設定してしまうのです。
資産運用において、私情が邪魔をするケースはよくありますので、このように自動化してしまうことも検討するとよいでしょう。

また、損切りのメリットとして、損はしますが現金が手元に戻るということがあります。そのお金で別の期待できる会社の株式を購入する、という資金の流れを作ることもできます。

長期戦略での成果

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株を購入している方のほとんどが、資産運用を目的としていると思います。株式投資の場合は、長期で持ち続けることで成果が出ることがあり、それは時間を味方にする、とも言われています。

前述の損切りを行うことも資産運用の方法として有効な方法の一つですが、短期的な下落を気にせず、10年、20年と持ち続けることで株式投資を成功させている投資家もたくさんいます。
更に持ち続けていれば、業績にもよりますが配当金も期待できますので、長年保有していれば実質マイナスにならない、という考え方もできます。

先ほどのウォーレン・バフェットは

「結婚相手を探すときは、両目でじっくり観察しなさい。でも、結婚してからは片目をつぶっているくらいがちょうどいい」

とも言っています。これは、どの株を買うか決める時には、よくよく調べて吟味して買うべき、でも買ってからはちょっと値が下がったりしても気にすることなく保有すべき、と考えられます。それに加えて少しくらい上がっても売らない、とも受け取れると思います。

しかし、購入した株をどこで売ればいいのか迷うことも当然あります。そこでここも購入と同時に指値をしてしまうことも検討するとよいでしょう。購入価格の20%、30%、50%、100%など、ご自身で納得のできる上げ幅を決めて、指値をして自動的に売ってしまうのです。

ただし、上がって売る場合にはその株が10年後には2倍、3倍になる可能性もある、ということを念頭において行うことです。多くの投資家が、あの時売らなければ良かった、と考えているデータもあり、そこで売らずに生き残った投資家こそがウォーレン・バフェットのように巨万の富を得ているとも考えることができます。

先のことは見通せない

株に限らず、先のことは誰にも見通せません。あの時、売っておけばと思ったり、あの時売らなければよかったのにと思ったり、後から思い返すとその投資が失敗だった思うこともあるかもしれません。そのため、常に自分自身がその時にどう考え、どう行動するか、にかかってきます。

ご自身のルールとして、株は上がるまで売らないなど決めておくと、ぶれずに投資することができます。経験豊富で成功者といわれる投資家の意見も参考にしつつ、ご自身で投資に対するルールを決め行っていくとよいでしょう。