デイトレードにおいて板情報を有効に活用する方法とは?

株式投資

デイトレで「板を読む」というのはとても重要な事になります。デイトレだけでなくて、中長期投資においてもまずは前日の終値を見たうえで、当日の板の状況や成り行きの注文数を確認したうえで注文を出します。

特にデイトレは、主に板情報とチャートを見ながら行うというのが主流です。そして、専門家の中では板情報しかみないという方もいますので、そう意味でも板情報は重要です。

板の読み方というのは、千差万別でトレーダーによっても違うものですが、よく言われている事について紹介していきます。慣れてくれば意識しなくても、見られるようになりますし、最初は目が疲れる方も多いので、徐々に慣れていくと良いです。

板情報から何がわかる事

板情報は、今現在における注文の状況を表します。そして、デイトレをしている方は常に監視している状態ですので、心理面にも大きく影響します。
まず、板の状況で買い方が優勢なのか、それとも売り方が優勢なのかというのも判断がつきます。よく買い板が厚いとか言いますが、それは板の注文数が買いの方が多いと言う事です。しかし、単純に買い板が厚ければ、株価が上がるというのは違います。板の買いが厚いにも関わらず、厚い方に動くことも多数あります。

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その他においても板情報をみていると、突如として大きな板が現れる事があります。その注文が本物であれば良いのですが、嘘の注文である事も多いのです。例えば、これ以上株が下がれば含み損が出てしまうという状況において、大口投資家が嘘で大きな買い注文を出すことがあります。それを見た、一般の投資家は買いが優勢という事で安心しますし、空売りする方もためらってしまいます。
よく言われている事としては、上昇局面において大きな売り注文が買われると一気に株価は上がるという事です。この場合は、その大きな売り注文は、見せ板でなかったといえます。
そして、その場合は500円や600円など、きりの良い値段の場合が多いです。

板情報から自分に向いている銘柄を探す

板情報みても銘柄によって違うという事がわかります。例えば株価の流動性が高いと、積極的に変わっていきますし、反対に流動性が低いと、変化に乏しいものとなります。

ですが、デイトレにおいては値動きの激しく、板情報が目まぐるしく変わる銘柄よりも、落ち着いていてゆっくりとした銘柄を得意とする人もいます。
それこそ、板を読むことによって自分のやりやすい銘柄をみつけることもできます。

その他にも、あまりにも板がスカスカだったりするのはデイトレには向かないです。なぜなら、例えば成り行き注文を出したときに、誤って高い値段で約定してしまったりなど、思うような株価で約定することは少ないからです。

板情報と歩み値で大口の動向を探る

板情報だけをみていても大口の注文はわかったりします。例えば大きい注文を出したり取り消したりして、個人投資家の注文を誘い出して、自分の持ち株を増やしたり、アイスバーグ注文を駆使して玉集めをしてみたりなどです。

しかし、板情報に歩み値を加えることで、よりわかりやすくなります。歩み値はその時々の約定を記録していくものですから、大きな注文だったか、それとも個人投資家の注文だったかは一目瞭然になります。
板情報を見ることによって、その他のツールもより深く理解できるようになります。
その他にも成り行き注文をグラフにしてくれるツールもあるので、歩み足が見にくい方は、最初はそちらのツールを使うと良いでしょう。

板情報と出来高分析を併用する

例えば、よく言われている事として、出来高が急増する場面において、株価は大きく動くと言われています。ですが、単純にそれだけではわかりくいものだったりします。

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そこで板情報の潮目と出来高の急増を利用する事によって、その変化をとらえやすくすることができます。大きく株価が変動する時は、板情報もめまぐるしく変わるものです。

その他には価格帯別出来高を利用すれば、板情報にその当日の約定分の出来高が、価格帯ごとに表示されますので、より分析が高度になります。
例えば大きな出来高がある価格帯を上回っていれば、含み益の方が多いという事になりますし、もし下回っていれば含み損を抱えていて、その上でロスカットの可能性もあるとみる事もできます。

まとめ

板情報を見てその上で、他のツールも利用すれば、不透明な株価の上下もわかってくるものです。決して偶然で動いているのではなくて、心理面が大きく作用しているというのもわります。
特にデイトレは心理面が大半を占めます。そして、それを把握するという事は、大部分の投資家が見ている板情報を見る事で、その謎が解けるでしょう。
板を見るという事は、今その時にどういった状況で、株価がどの方向に行こうとしているのかを探る有効なツールになります。
今回は、その活用法について紹介させていただきました。