株式投資を初めて行うときの注意点と心構えはコレだ!

株式投資

初めて株式投資を行おうとする時、投資家はどのようなことに注意を払う必要があるのでしょうか?準備も心構えもないままマーケットをいう荒波に立向ったところで結果は見えています。

これでは、普段着のままエベレストの山頂を目指すのと同じです。

今回は株式投資を初めて行う投資家が注意しなくてはいけないことや投資に関する心構えをお伝えします。すでに株式投資を行っている方でも、確認を兼ねてお読みいただければお役に立てると思います。

株式で利益をあげることは難しいことと認識する。

shutterstock_1038808762.jpg

年間の収益では個人投資家の95%が損失を出しています。しかも各々の投資家は、自分なりにマーケットや個別銘柄を調査・分析をしているはずです。それでもこの勝率なのです。株式投資は極端に言えば上がるか下がるかの2分の1です。適当に四季報を開いて出た銘柄を購入したとしても、もう少しいい勝率を残せそうなものです。

ではなぜ多くの個人投資は損失を出してしまうのでしょうか?

◇勝率50%以上で収益率がプラスでも負けるという現実◇

「勝率が50%を超えていて収益率もプラスなら損はしないのでは?」と考えるのは当然のことです。しかし場合によっては負けることがあるのです。

例えば、次のようなケースを考えてみます。


初期投資額 100万円

年度    1    2    3    4    5    6
収益率  10%  —10%  —30%   10%   10%  16%

この場合の勝率は4勝2敗でおよそ67%になります。

平均収益率は「10+(—10)+(—30)+10+10+16=6 6÷6=1」となり1%です。

では、初期投資の100万円は6年後にどうなっているでしょうか?
1年後 100万円×1.1=110万円
2年後 110万円×0.9=99万円
3年後 99万円×0.7=69.3万円
4年後 69.3万円×1.1=76.23万円
5年後 76.23万円×1.1≒83.85万円
6年後 83.85万円×1.16≒97.26万円

結果、初期の100万円が97.26万円となってしまいました。

◇誰かが得をすれば必ず誰かが損をする現実◇

これも「え、上昇局面だったらみんな利益が出るのでは?」と考えるのは当然のことです。

確かにある銘柄をAさんが500円で買って700円で売ったとします。そしてさらに、その銘柄をBさんが700円で買って900円で売ったとします。これだけを見るとAさんBさん共に200円の利益が出ているので損をしていないように見えます。しかし仮にAさんが700円で売却せずに900円まで保有していたなら400円の利益を得ることが出来ました。言うなれば200円損をしたことになります。

これは投資の世界では機会損失と呼ばれるものです。機会損失は目には見えにくいですが、常に意識をしなくてはいけません。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

shutterstock_175056860.jpg

この言葉は初代ドイツ帝国宰相のビスマルクの発言がもとになっています。もともとの発言は次のような内容でした。

「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避ける為、他人の経験から学ぶことを望む。」

この言葉は、株式投資においても通ずるものがあります。多くの負けている投資家の方は、「今回は負けたけどいい勉強になった。」「勉強代だと思ったら今回の損失は安いものだ。」と口にします。しかし、この考え方は非常に危険です。マーケットでは一度の失敗や損失で退場させられることもしばしあります。失敗例は極力他人から学ぶことが重要です。

ニュースや新聞などの情報は付かず離れず

ニュースや新聞などの情報は付かず離れずの程よい距離感を保つことが重要です。

例えば「新聞を読めば必ず利益を出せるのか?」といえばそうではありません。反対に「では、全く読まなくていいね。」と言えばこちらも違います。

それでは、なぜニュースや新聞などの情報を確認する必要があるのでしょうか?
株式相場は、先行指標と位置付けられています。したがって、相場は現在現実に起きていることだけで価格が形成されているわけではありません。「今後はこうなるであろう。」という投資家の思惑すら織り込んでいます。したがって、新聞に出ている記事やテレビで報じられるニュースは、すでにマーケットに織り込まれている可能性が高いです。

例えば、ある製品が売れていることを理由に製造販売をしている企業の株を購入したとします。しかしすでにこの材料が多くの投資家に知れ渡っていたとすれば、思った通りの利益をあげることは難しいかもしれません。新聞やニュースを見る理由は、利益をあげる為ではありません。周りの投資家が当たり前のように知っている情報を入手するに他なりません。

株式投資において、他人は知っているのに自分だけは知らないと言う状況ではハンディを負うことになります。

まとめ

shutterstock_134918630.jpg

初めて株式投資を行うときは、誰もが不安や心配があると思います。特に予想しない出来事が起きてしまえば、パニックになることもあるかもしれません。しかし取引を行う前にしっかりとした準備や心構えができていたならば、意外と対応できるものです。

株式投資では、予想しない出来事が起きたときや投資家がパニックに陥った時ほど冷静に対処しなくてはなりません。そして、どれだけ適切に対応できるかが損益に大きな影響を及ぼします。少しでも起こりうる可能性を頭の片隅に留め、よりしっかりとした準備ができていたなら、パニック相場もピンチではなくチャンスになるのではないでしょうか。